メインのベスト10作るよりこっちのほうが楽しくなってきたら、ちょっとは危機感持つことを検討してみようかと思いますよ。
参考記事:
2013年極私的映画もろもろベスト
2014年極私的映画もろもろベスト
2015年極私的映画もろもろベスト
2016年映画ベストガール
- ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)(スーサイド・スクワッド)
- 鋸村ギーコ(内田理央)(血まみれスケバンチェーンソー)
- ワンダーウーマン(ガル・ガドット)(バットマンvsスーパーマン)
- 貞子&伽椰子(七海エリー&遠藤留奈)(貞子vs伽椰子)
- ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)(デッドプール)
なぜかまとめてみると、洋画はアメコミ映画、邦画はホラー&スプラッターという結果に。好みの傾向である「強くて毒気のある女性」を突き詰めるとアメコミヒーロー/ヴィランになるのは分かるが、日本だとオバケに行き着くのか……2位のギーコちゃんは違うけど、チェーンソー装備&下駄履き&ふんどし着用で、最大の武器は人望の厚さというハイスペックスケバンなので。ちなみに1位のハーレイちゃん、この路線でいくなら、ジョーカーとはチャッキー&ティファニー(チャイルド・プレイ)のような殺人バカップル街道を歩んでほしいです。
2016年映画ベストガイ
- 伝説の戦士(ローレンス・マコアレ)(ザ・ラスト・ウォーリアー)
- アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)(ボーダーライン)
- ケヴィン・ベーコン(コップ・カー)
- マイク・バニング(ジェラルド・バトラー)(エンド・オブ・キングダム)
- ビーバップ&ロックステディ(ゲイリー・アンソニー・ウィリアムズ&スティーヴン・ファレリー)(ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影)
ベストガイ選出傾向=アクの強さで考えていたら、伝説の戦士ことローレンスさんの顔面力という殿堂入りクラスのビジュアルに出会ってしまった2016年。3位のケヴィン・ベーコンは、もう作品内でのキャラクターがどうこうというより「ベーコン力(りょく)」押しだったので本人名で。あと、アクの強さも突き詰めると、イノシシとサイの改造人間(超ポジティブ)に行き着くのな。
未体験ゾーンのページにも貼りましたが、
ここで改めてローレンスさんの顔面力↓を再確認しましょう。
2016年映画ベストバディ
- チアルート&ベイズ(ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー)
- ビーバップ&ロックステディ(ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影)
- マイク・バニング&ベンジャミン・アッシャー(エンド・オブ・キングダム)
2016年映画ベストソング
- EVIL IDOL SONG(EVIL IDOL SONG)
- 呪いのシャ・ナ・ナ・ナ(貞子vs伽椰子)
- I Can't Help Falling In Love With You(死霊館 エンフィールド事件)
- デッドプール・ラップ(デッドプール)
- SOS(クリント・マンセル編曲版)(ハイ・ライズ)
上位3位をホラーが占めることになったけど、1位&2位は高揚感、3位はしみじみ感の曲。不気味なのはむしろABBAの曲を静かにアレンジした5位。4位はまぁ……「セクシーマザーファッカー♪」なので。
2016年映画ベストサントラ
正直1位の映画本編での曲の使い方はそんなにベストではないんだけど、なぜか図ったように自分の好きな曲ばかりがぶっこまれているというひいき目で。2
位と3位はオリジナルスコア(3位は一部既成曲)だが、ほぼ既成曲の4位と5位については、そんなに好きな音楽でもないワム! やディスコミュージックが作中で最高の使われ方をしていた点で評価高。ただ、それでも単体でワム! や「ホット・スタッフ」を聴くのはちとキツいのだけど。
2016年ベスト(ワースト)イヤミス映画
- 無垢の祈り
- グッドナイト・マミー
- ザ・ギフト
- ヒメアノ~ル
- ドント・ブリーズ
メインのベストに入れるのが難しかった『無垢の祈り』、どうにか1位に入れる枠がないものかと考えてみた結果。「イヤミス」といいつつ「これは果たしてミステリなのか」という疑問は残るけど……。
2016年映画ベスト名言
- 「人々は私のせいにしたがるが、私はただの目撃者だ。私が見たものには天使も涙する。私を否定してもいいが、君の目に宿る炎は私だ。君にこの地上の腐った、邪悪な魂をすべて与えよう。君は復讐し、私は彼らの魂を燃やす。正直に言えば、君なしでは凍えそうだ」(Let Us Prey)
- 「まるで映画だ。オレたちは偶然の主人公。監督はデヴィッド。天国から演出中だ」(バンド・コールド・デス)
- 「オレたちは必要ないってさ。あの子は世間をケツの穴まで知ってる。たぶんお前より大人だよ」(無垢の祈り)
- 「ママもへやにさよならして」(ルーム)
- 「侵略しに行かなくても、落とし物保管所に行けばよかったんだ」(マイケル・ムーアの世界侵略のススメ)
次点は、最後の最後に岡田くんと観客の心をグッサリ刺していく「お母さーーん、麦茶2つ持ってきてーー!」(ヒメアノ~ル)です。
2016年映画ベスト迷言
- 「メタルをくらえ‼︎ (ケツにチェーンソーをぶっこみながら)」(デビルズ・メタル)
- オザキ8(X-ミッション)
- 「俺は超合神だ‼︎」(キング・オブ・エジプト)
- 「くそ、あいつは死なないのか⁉︎」(エンド・オブ・キングダム)
- 「オレはヤクザだぁぁぁぁ‼︎」(テラフォーマーズ)
3位と4位にランクインしたということで、2016年総合迷言賞はジェラルド・バトラーです。
2位だけはセリフじゃないんだけど、「オザキ8」という造語それ自体のパワーがあったので。
2016年ワースト映画危険めし
- ヘドロ的な何か(エヴォリューション)
- ボブが淹れたコーヒー(ヘイトフル・エイト)
- 男子が作ったカレー(ドロメ)
- ヴィジョンが作ったパプリカーシュ(シビル・ウォー キャプテン・アメリカ)
- レモンにタバスコ(ダーティー・コップス)
今年は食欲をそそられる飯より、ヤバいだろとしか思えない飯のほうが印象に残った。
1位、あれは本当に人間の食べるモノではない。
2位のコーヒー、どんな淹れ方をすれば靴下でも入れたような味になるのか!?
3位、どんな作り方をすれば水っぽいおでんのようなカレーができるのか!?
4位はそもそも人造人間の味覚が謎だから、どの程度ヒドいかも謎だが……。
5位、なぜそれをやろうと思ったんだニコラス・ケイジ!? そしてなぜイライジャ・ウッドに食わせた!?
ちなみに、ベストめしはミニーが作ったシチューと、同じくミニーの服飾店で売ってたミント(ヘイトフル・エイト)。あと竹内結子が作ってたご飯(クリーピー 偽りの隣人)も全部美味しそう。
ただ、『ハンニバル』シーズン2があったぶん、飯のグレードはドラマのほうが比重高かったかな……もちろん肉の調達元は考えない方向性で。
2016年映画夢のガジェット
- 無人在来線爆弾(シン・ゴジラ)
- ターンテーブル(ノック・ノック)
- コップ・カー(コップ・カー)
- 改造チェーンソー(血まみれスケバンチェーンソー)
- 対ゴースト兵器の数々(ゴーストバスターズ)
「無人在来線爆弾」って、言葉の響きが既に勝ちだよね! 2位と3位は現実味あるけど、ターンテーブルなんてスペース、予算、使いこなす技術において夢のまた夢。まして警察車両なんぞ、フランスのおまわりさんがタクシー感覚で乗せてくれたとき(実話)以来乗ってないよ。
2016年映画に学ぶ間違った教訓
- 必要なくても殺せ(エンド・オブ・キングダム)
- バケモンにはバケモンをぶつけんだよ(貞子vs伽椰子)
- 太陽は燃えるジェフリー・ラッシュのパワーで地球の上を動いている(キング・オブ・エジプト)
- 靴磨き機の使い方(Let Us Prey)
- 事故に見せかけて殺せ=事故っぽかったら別に目立っててもOK(メカニック:ワールドミッション)
何というか、だいぶバイオレントなことばかり学んできた年でした。
2016年映画に学ぶ正しい教訓
- 悲惨なときこそユーモアの力が問われる(オデッセイ/デッドプール)
- まずは君が落ち着け(シン・ゴジラ)
- 水没したスマホはお米に入れておくと復活するかもしれない(ノック・ノック)
毎年毎年ヘンな教訓しか学んでないので、たまにはちゃんとした教訓も……と思ったけど、1位以外はそんなにイイ話またはまっとうな情報でもなかったよ。
2016年映画言ってみたいけど一生言えないセリフ
- (「幸運を」と言われて)「必要ない。お前がいる」(ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー)
- 「数えきれないほど人を殺してきたオレだ。君1人くらい守れる」(メカニック:ワールドミッション)
- 「地獄でもポップコーンは大人気だぜ」(31)
その代わりといってはなんですが、今年一番実生活で使ったセリフは「え? 蒲田に?」(シン・ゴジラ)でした。話の文脈上、特に蒲田が関係なくても言ってました。