ヘンゼル&グレーテル('13)
監督:トミー・ウィルコラ
出演:ジェレミー・レナー、ジェマ・アータートン
「いや、そりゃ確かにあいつバカだよ。
だけどさ、そこが憎めなくて面白いんだって!!」
ダメ人間の友人を擁護してるような内容ですが、トミー・
グリム童話で有名なあのヘンゼルとグレーテルは、
というネタでひた走るアクション。
じゃあ、何が見どころなのかというと、魔女vs兄妹の肉弾戦。
思えば、ウィルコラ監督の前作『処刑山 デッド・スノウ』でも、雪山に現れたナチスゾンビ(パッケージ表記は『ゾムビ』)は、一般的なゾンビの喰らいつき攻撃&物量作戦ではなく、ぶん殴ったり陣形組んで突撃したりとストレートな物理攻撃型。それはおかしいだろ! アホか! とツッコミいれつつ、もはや妙な清々しさまで覚えさせてくれるバカバカしさだった。
これはもう、ウィルコラ監督のカラーだと割り切って(あきらめて?)、このノリに心を委ねるのがベストな観賞方法かと。
ちなみに、グレーテルを演じるジェマ・アータートンは『007/慰めの報酬』で、大魔女ミュリエルを演じるファムケ・ヤンセンは『007/ゴールデンアイ』で、それぞれボンドガールを務めた関係。つまりヒロインと悪役とでボンドガール経験者対決と相成ったわけだが、やはりゼニア・オナトップの貫録勝ち感は否めませんね。
また、ホラーファンとしては、心優しきトロール・エドワードのモーション・キャプチャーが、リメイク版ジェイソンことデレク・ミアーズというのも嬉しいポイント。
ホラーのみならず、映画界で胡散臭い奴・怪しい奴・信用できない奴といえばこの男! なピーター・ストーメアも顔を出してます。
しかし、まさか一番ネタになったのが、未公開映像のジェレミー・レナーの「そして殺す」カットになろうとは。下手をすると、ジェレミーの名を一番広めたのは、『アベンジャーズ』のホークアイよりもこちらかもしれない。いや、それより何より、『アベンジャーズ』や『ハート・ロッカー』でジェレミーの知名度も上がっていただろうに、なぜに本作をDVDスルーにした……?
皆さん、この人↓の名前は「そして殺す」おじさんじゃありませんよ。
ジェレミー・レナーですよ。
ジェレミー・レナーですよ。
そういえば、前述の『処刑山 デッド・スノウ』の続編『Dead Snow 2 : Red vs Dead』の予告編が公開されましたね。殴る! えぐる! ぶっ刺す! いつもより余計に臓物出しております!! と、お得意の肉弾戦満載でしたね。
しかも、猪突猛進&喧嘩上等なナチスゾムビさんたちにソビエトゾムビさんたちも加わった! ノルウェーじゃゾムビは墓場じゃなくても運動会するんですね。ハイレベルな血みどろバカ作品が期待できますね。だから求む!! 日本劇場公開!!
お久しぶりです。
返信削除「ヘンゼル&グレーテル」聞いた限りじゃ、まさに最高にクレイジーな映画じゃないですか!
魔法での超常能力バトルなんて小手先を多用せずに肉弾戦とか!
ウィルコラ監督にはこのままの路線でいてほしいですね
ソビエトゾムビも出るとか、もう滅茶苦茶ですが楽しみですねデッドスノウ2
腐肉喰らい様
削除お久しぶりです。遅くなって申し訳ありません。
ウィルコラ監督はよっぽど肉弾戦好きなんでしょうかね。
普通に考えたら演出としてそれはどうよ、って思うところなのに、なぜかそこがウィルコラ作品の一番好きなポイントなんですよね。
素敵に血煙暴走する『デッド・スノウ2』が日本で公開されますように!