2011年10月2日日曜日

空飛ぶモンティ・パイソン 第1シリーズ第13話

これでようやく第1シリーズ分が終了します。



インターミッション(しばらくお待ちください)
普通は芝居や番組の中盤に入るインターミッションの乱発。第1シリーズ最終回はこのネタを引っ張る。
ちなみに、パイソンズ映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』でも、間違ったインターミッションの使い方を披露してくれる。

変人の多いレストラン
ここはベジタリアン向けレストランなので、動物の内臓や脳ミソは食べられないが、人間はメインディッシュにしてもOKらしい。
従業員はもちろん客層も変だが、ここに初めてやって来たらしいジョン(夫)とエリック(妻)も十分おかしいので、基準となるマトモな人は不在。ただ、女装エリックはジョンが言うほどブスでもない。(パイソンズ内では一番美女だろう)
ちなみに、吹き替え版と原語版に多少ネタの違いがみられるが、エリックの吹き替え担当広川太一郎さんのマシンガントークに原因があるような気がしないでもない。

マフィアのレストランCM
ルイジ・ヴェルコッティ(マイケル)3回目の登場。
イタリアの中でも、シチリアは特にマフィアの巣窟として名高い。『ゴッドファーザー』のコルレオーネ一家もシチリアン・マフィア。また、イタリア国内外を問わず、マフィアがレストランを経営し、資金洗浄の場として利用していることは多い。そりゃここにいたら、忘れられない一夜になりますね。

アホウドリ
劇場内のアホウドリ販売と、ジョンの巨大売り子。どちらに先にツッコミを入れますか?

ロッティンデンの警官ナンパ作戦
このスケッチも、吹き替え版がなぜかナンパに関係ない話になっている。吹き替えのネタもそれはそれでおもしろいけど、そのままでも十分通用するおもしろさなのに。

ミー・ドクター!
エリック・アイドルの紛らわしいおしゃべりネタ。何が起きているのか正確に把握するには、英語字幕を読む必要がある。

歴史上人物のモノマネ・ショー
イギリス人以外には伝わりにくいであろう国内限定ネタは、吹き替え版で差し替えられている。例えば、ジュリアス・シーザーはラグビー実況アナウンサーの声マネをしているのだが、吹き替えでは単にオカマ。エリックの表情と仕草を見れば、それでも違和感はないのだけれど。
もっともブラックなのは、ナポレオンによる航空機墜落事故モノマネと、洗礼者ヨハネによるグラハム・ヒル(F1ドライバー)のモノマネ。

子どもインタビュー
第3話以来の子ども(エリック&マイケル)登場。
マイケルの言うラクエル・ウェルチは、『恐竜100万年』の毛皮ビキニが有名な女優兼グラビアモデル。写真を見る限り、小学生にとっても彼女はいい夢かもしれない。
この記事のためにラクエル・ウェルチを検索してみたところ、70歳をすぎた現在でもスタイルと美貌をキープしていることに驚いた。

警察のおとぎばなし
このあとにつづく報道特番ネタの前ふりネタらしい。それにしても、自分で犯罪者を空気で膨らませて作り、自分で追いかける警察というのは、妙なところでリアリティがある。

報道特番~魔法による警察の犯罪捜査~
非科学的とはいえ、これで検挙率上がるんだったら文句はない。魔法使いになりたいがための警官志願者だって増えるだろうし。

アッティラ大王の自首
歴史上の英雄とよばれる人々は、多くがイコール大量殺戮者。アッティラだろうとそうでなかろうと、逮捕・罪状追求しはじめたらきりがない。
そんな大量殺戮の英雄(……と同じような名前の犯罪者?)が、人畜無害の好男子(しかも公認会計士風)マイケルというあたりが最大のブラックジョークかもしれない。

不安な精神科医
吹き替え版のマイケル(青野さん)が指摘しているように、医者の不養生というやつか。精神不安定な精神科医(ジョン)に診てもらうのも嫌だが、精神不安定の気があるうえに猟奇趣味もありそうな外科医(本物の医者グレアム)に手術してもらうのもかなり嫌。

スクォッターズ
squatter=不法居住者。「不安な精神科医」スケッチの続きで、患者ノトロブさん(マイケル)が抱える問題の原因が明らかになる。明らかになったからどうなるという問題でもないのだが。
この頃から、山田康雄さんの吹き替えに「いーんだよなぁ」というセリフが定着してくる。やはり口調はどう聞いてもルパンだが、なぜかグレアムにも合っている。

ロマンスと笑いのエンディング?
せっかくシリーズ最終回なので、ロマンスと笑いに走ってみました。ただし、テリーG流の感性で。

0 件のコメント:

コメントを投稿